千葉県松戸市と流山市を流れる坂川。利根川と江戸川を結ぶ導水路であるこの川は、かつて「汚い川」として有名でした。しかし近年は水質も向上し、今では釣り人や散歩する人が多く集まるようになっています。

このサイトでは、市民生活に密着した川・坂川を写真記事で紹介いたします。
※写真はクリック・拡大できます(表示サイズ800×600)。

・大金平橋

 鰭ヶ崎橋と大金平橋は近い距離にあって、それぞれが一方通行になっている。松戸側には休憩所があり、昼からお父さんがワンカップで一杯やっていた。

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 ルートマップ。この辺りは住宅地だが、長閑な場所で近隣住民の散歩コースとなっている。

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 大金平橋のプレート。

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※撮影時期 2007年10月

・東洋学園大学

 坂川沿いにある、流山市の東洋学園大学。近所に大きな建物がないこともあって、校舎はよく目立つ。

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 少し流山側に入って撮影。北小金駅の方から続くこの通りには「ハワイ通り」という名称があるのだが、地元の人にさえほとんど知られていない。新聞広告の地図で、ごく稀に「ハワイ通り」と見かける程度だ。交通量が多く、スーパーや大型酒店ができて人通りはあるが、大学という大きな教育施設があるわりにパッとしない通りである。

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 下の写真は、東洋学園大学近くに掛かる「大金平大橋」。奥に見える森や住宅街は少し高い所にあって階段を上っていくのだが、ちょっと寄り道することにした。

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※撮影時期 2007年10月
※東洋学園大学流山キャンパスは、南流山中学校に転用される予定です。

・医王寺

 大金平大橋を松戸市側に渡ると、左手に階段が見える。上ってみると、坂川と住宅街が一望できた(※他の写真と別の日に撮影)。

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 階段を上って、しばらく歩くと医王寺がある。

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 ここは、松戸七福神の一つ「毘沙門天」があるところ。金蔵院以来の七福神だ。

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※撮影時期 2007年10月

・富士浅間宮

 医王寺を出て道なりに坂を下ると、浅間公園が見える。その近くに戸建に囲まれた小さな浅間宮があった。開発で移設されたため、鳥居も比較的新しい。民家が間近で、ちょっとお参りしづらい雰囲気だ。

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※撮影時期 2007年10月

・坂大師

 富士浅間宮から坂川沿いの田園地帯へ向かう途中、道沿いに小さなお地蔵様がいる。ここは、江戸川八十八ケ所巡りの札所にもなっている坂大師。

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 かつて、坂の途中にあったことから坂大師と呼ばれているようで、子供を亡くした親が供養のため建立したという。江戸川八十八ケ所巡りの札所は松戸・流山市と埼玉県三郷市に点在しているが、道路や鉄道・宅地開発で移設・消失しているケースも多い(ちなみに、江戸川・坂側沿いの神社・仏閣はその多くが札所)。下の写真右上に「第三番」の札が見える。

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※撮影時期 2007年10月

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